【F-1ビザ剥奪?!】アメリカの留学生、絶体絶命の危機

どうも、やまけんです。

 

今回は学情をシェアしますね!

 

自分を含めアメリカの全ての留学生達に問題のある内容です。

この秋に留学生がオンラインの授業だけを受けたらビザ剥奪の強制帰国になる声明を、トランプ大統領の取り締まり部隊さんICE 'Immigration and Customs Enforcement'が公式に発表しました!

 

この声明内容について翻訳・解説していきます。

ではいってみましょう!

 

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では、問題の声明をみてみましょう!!

 

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これがICEの出した声明の一部分です。

2020年の秋学期に関する内容が、上記の3段落に分けられた文章です!

今回はこれを段落ごとに分けて翻訳・解説していきますね。

 

1- 第1項目

では第1項目を拡大してみていきましょう!

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ここで知ってほしい単語は、

Immigrant, Issue, Departですかね。

 

Immigrant形容詞「移民の〜」です。

そこにNonが加わっているので、Nonimmigrant「移民ではない〜」という意味に変わります!

 

Issue名詞では「問題」ですが、

今回は動詞の意味を覚えていってほしいです!

動詞での意味は「発行する」です。

 

Depart動詞「出発する」です。

ちなみに名詞でDepartureは「出発」なのでついでに覚えておくのをオススメします!

 

では、大まかな翻訳をしていきますね!

訳)移民ではないF-1またはM-1ビザのオンライン授業を展開する学校に在学する生徒はフルタイムでオンライン授業を取っちゃあかんし、アメリカにもおったらあかん。

アメリカはオンラインでフルタイムの授業取ろうって学生にはビザなんか発行したらんし、ましてや国に入れることすら許さんで。

そんな感じで授業取ろうと予定してる現在アメリカにおる留学生諸君は国から出ていかなあかん、それか、他の手段を取ってもらうで。例えば、オンラインも対面授業も対応する大学に転校するとかさ?ビザ維持するために?嫌なら移民の手続きしろ。

 

噛み砕いたらこんなこといってます。

先ほど覚えた単語が対応している訳の部分は赤くしておきました!!

 

もう第1項目からぶっ飛んでいますよね。

アメリカの関税を執行する天下の部隊が、他の手段の1発目として「転校」を持ちかけてくるんですもん。ビックリです。

 

あと、そんなに堂々とビザ発行しないぞ宣言されると思わなかったですね。完全にビザを人質にされている気分です。。。

 

さて、第2項目いきましょう!

 

2- 第2項目

では第2項目をみていきましょう!

 

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ここで覚えてほしい単語は、

Eligibleですね。

 

Eligible形容詞「適任な、適した」です。

 

ここはサクッと翻訳していきましょう!

訳)移民ではないF-1ビザの対面授業を実施する大学に在学している留学生はそのまま連邦規制にしたがってくれ。対象の生徒は最大で1クラス3単位のオンライン授業を取ってええで!

 

と、まぁこんな感じなんですが、

この第2項目で話している内容が、アメリカ国外にいる留学生に向けた内容でないと話が合わなくなるのです。

なぜなら、対面授業を1学期3教科以上受けている限り、オンラインの授業はいくら取っても大丈夫なはずだからです。そもそも、前期のスペイン語は私はオンラインで受講しましたが、単位数はでした。なのでこの場合における1クラス3単位の意味が合わなくなる訳です。このままでは今までより規制が厳しくなっただけになります。もっと詳しい情報を待ちましょう!

 

では、次の第3項目いきましょう!

 

3- 第3項目

第3項目の内容は、こちらです。

 

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ここで覚えてほしい単語は、

Hybridです!

 

Hybrid形容詞「混成の」です。

カタカナで表せば、ハイブリッド

例えば、ハイブリッドカーガソリンエンジンと電動モーターが組み合わさった車のことですよね。つまり、このようにハイブリッドは2つの物の組み合わせということです。

この場合だと、オンライン授業と対面授業の組み合わせのことをハイブリッドと表現しています!

 

では内容を話していきますね。

訳)オンラインと対面授業を行うハイブリッド方式の大学に在学してる移民ではないF-1ビザの留学生は1教科または3単位以上のオンライン授業を取ってもええで。

学校はI-20通してプログラムが全部オンラインになってないことSEVPに証明せなあかんで。

上記の内容は語学学校のF-1ビザの生徒や職業学位を手にしようとしとるM-1ビザの学生には適用されへんで。

 

という感じになっています。

第3項目で、ハイブリッドの方式を取る大学ではオンライン1教科以上取っていい許可があるので、やはり第2項目のオンラインを最大1教科取っていいという内容はアメリカ国外の話ではないかなと思います。

 

 

噛み砕いて話をまとめればアメリカ政府は、

 

 

「ビザ剥奪されて欲しくなければアメリカに戻ってこい。アメリカで対面授業を受けろ。自分の大学がオンライン決定してるなら対面授業もするところに転校しろ。」

 

 

と、言っている訳です。

 

そしてあの大統領自体こんなことをいっています。

 

「学校は秋に開校しろ!!!」はやばすぎませんか?

ましてや国のトップですよ、学校より遊園地を先に開いた人間はこうも考え方がぶっ飛んでいるんですね...。

 

実際、ビザを剥奪されると、再発行にかなりの時間を費やすと予想されているので春のセメスターまでにビザを取り直せる可能性は高くありません。

 

時間のかかる原因としては、アメリカのビザを持つ日本人学生は約1万5千人いるらしいです。そのため多くの生徒のビザが剥奪されれば大使館は留学生で毎日溢れかえることになります。そして、そもそもビザを待っているのは学生だけでなく、就労ビザである社会人たちのビザの発行もあると考えればかなりの時間がかかることが予想される訳です。

 

私自身、まだどうするかは決めきれていません...。

 

ただ、こう考えているうちにも少しずつフライト代が高くなっていっているのも事実です。高くなりすぎれば詰みですし、そもそもまだ便数が多いわけでもありません。ましてやコロナがまだ流行る世の中ビザのために帰るべきなのかあえて何もしない方がいいのか、また今後の方針が決まり次第連絡しようと思います!!

 

では今回はここまで、バイバイ!

Thank you for reading! See you next post:)